読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

こむつまの日記

東京から熊本に移住したごく普通の専業主婦が思い出を消費するブログです。

【読感】「Stealing the Corner Office: The Winning Career Strategies They'll Never Teach You in Business School」

Brendan Reidという人が書いた「Stealing the Corner Office: The Winning Career Strategies They'll Never Teach You in Business School」を読みました。

 

Stealing the Corner Office

Stealing the Corner Office

 

 

原著で読んだのですが、こむつまの英語の勉強にはちょうど良いレベルの難易度でした。

 

タイトルにある「Corner Office」とは文字どおり、オフィスにあるコーナー(角部屋)のことで、エグゼクティブや幹部メンバーの部屋という意味で使われる言葉です。

それをStealするわけですから、タイトルを訳しますと、「幹部に出世する方法:ビジネススクールでは教えてくれないキャリア戦略」となります。

 

以下、和訳をメモしつつ読んでいったので、変な日本語もあるかと思いますが、ご容赦ください。

 

こむつまは今は専業主婦ですし、結婚前の社会人経験も数年しかないため、ほとんど会社というものを知らないわけですが、本書ではまず、世の中に完璧な職場など一つもないと言いきります。

そして、組織は個人の集まりであるということを理解することが、まずは大事だと説きます。

会社というものは個人の集まりであって、その個人にとっての最重要事項は、職(立場)の安全や個人の欲求の追求だからです。

 

その上で、あらゆる職場における「出世の現実」を観察していると、どの職場においても、

「デキるのに出世していない人」

「能力がないのに出世している人」

「ヤル気を失った人」

という、大きく3つのタイプを見て取ることが出来るそうです。

 

で、そういう3タイプの人たちを観察することで、筆者は以下の「7つの教訓」が得られると言います。

 

1.絶対に情熱的になってはいけない
 当たり前ですが、組織では、「客観的に複数のオプションを考察し、それらの中で最も効果的であると考えられるものを選択する」能力が重要視されるため、「自分はこのアイディアを信じています!」などと情熱的に訴えることは、誰からも求められていないとのこと。

 

2.みんなが嫌がるような変化でも、受け入れよう

 人は誰しもが変化を拒むものです。しかし、出世のチャンスというものは組織の変革期にこそ生まれるもの。そんな時こそ、変化を積極的に変化を受け入れ、新しい環境に溶け込む努力をし、自分をアピールすべきだそうです。

 

3.自分が取り組んでいるプロジェクトをアピールしよう

 これは日本人は耳が痛いのではないでしょうか。筆者は言います「『良い仕事をしていれば、いつか誰かが自分の功績に気づいてくれるだろう』などという考えは捨てろ」と。そうではなく、プロジェクトに取り組む前に計画を報告し、取り組んでいる最中に経過報告を行い、完成後には結果を積極的にアピールすることが大切なのだそうです。黙っていたら「誰も気づいてくれないよ」って。

 

4.「目標達成主義」の罠にはまるな
 目標達成にこだわることは当然大事なのですが、それだけにとらわれていてはいけません。目標達成というのは、会社全体の目標である一方、自分にとっては「出世」というもう一つの大事な目標があり、それにも労力を費やさないといけないからだそうです。仕事に熱中するあまり、個人の目標をないがしろにして、会社にうまく利用されてしまうことがないよう注意しましょう。

 

5.同僚との愚痴大会には参加するな
 職場で愚痴や噂話ばかりしている同僚とは必ず距離を取ること。一緒になってネガティブな話をしていたところで、出世の道が近づいてくることはないのです。むしろその逆で、遠のいていく結果になります。自分と同じレベルの同僚たちの愚痴や噂話に気を病むのではく、上を目指していきましょう。

 

6.目立つプロジェクトに取り組もう
 出世をするには、幹部層の目に止まる必要があります。小さな規模のプロジェクトを数多く成功に導くよりも、会社全体が注目するような大きな規模のプロジェクトに積極的に関わることが肝心です。「デキるのに出世していない人」が陥りやすい罠かも知れませんね。大きなプロジェクトを探し出し、自分もプロジェクトに関わらせてもらえるよう、積極的に申し入れましょう。

 

7.部下に「仕事をさせる」のではなく、部下の「成長を助ける」
 出世をするということは、その組織のリーダーになるということ。リーダーの仕事というのは、部下に「仕事をさせる」ことではなく、部下の「成長を助け」、「将来のリーダーに育てる」ことです。部下を力づくでコントロールしようとしてはいけません。

 

 

以上が、「7つの教訓」です。

では、続いて、筆者が提示するアクションプランです。

まあ、実践編というやつですね。

大まかに3つあります。

 

(1)自分の出世に影響を与える人のリストを作る

(2)出世プランを作る

(3)ジェネラリストを目指し、日々の鍛錬に励む

 

(1)と(2)は、日本人的には非常にいやらしい感じですよね。

さすがアメリカ。露骨です。

 

まず(1)ですが、出世を目指す以上、自分の出世に影響を与える人を理解することが大切なわけです。

自分の上司はもちろんのこと、上司の上司、他部門の主要メンバー、取引先の関係者にも目を向けましょう。

そして、その際、「勤続年数の長さ」「自分をクビに出来る力を持っているか」「自分の出世に意見する力を持っているか」「普段の声の大きさ」「批判的でネガティブな意見を口にするか」「自分のサポーターになってくれそうか」「近々、出世しそうか」という視点でその人たちを評価し、リスト化します。

で、自分の中で優先順位が最も高い「影響力を持つ人」を数名ピックアップし、それぞれと月に1回ほど話をする機会を設けます。

その人たちがどういうことを重要視しているかを理解し、自分のキャリア志向も伝える良い機会になるからです。

 

続いて、(2)の出世プランです。
あなたの人生はあなた自身のもの。他人が自分に対して出世プランを作ってくれるようなことは期待できません。

自分で自分の出世プランを作りましょう。

「いつまでに、どのようなポジションにつきたいのか」という計画を立て、自分のプランに合わせ、(1)でリスト化した「影響力のある人」との交流を図ります。

相手に自分が出世したいことを伝え、そのために必要なアドバイスをもらうことができ、効率的です。

 

最後に(3)です。

筆者は、出世を目指すのであれば、スペシャリストよりもジェネラリストを目指せと言います。
幹部というものは会社全体をリードする必要があり、ジェネラリスト的な視点を持つ必要があるためです。

もちろん、一つのスキルを磨くことは尊いのですが、出世を目標にするならば、ジェネラリストとして通用するよう、さまざまな視点・スキルを身につけることを意識しなければなりません。

これまでやったことがない仕事にも、積極的に関わっていく必要がありますし、常に新しいスキルを身につける姿勢が欠かせないため、毎日の努力が必須です。

アクションは単純明快。1日最低30分でも良いから、本を読んだり勉強したりする習慣を身につけましょう。

 

 

以上、長々と書いてきましたが、そろそろまとめに入ります。

本文中で筆者が繰り返し説いているのですが、職場で出世をすることを目標に、影響力ある人と接触する(ネットワーキングする)ことは、

「ゴマすり」とは全然違う

のだそうです。

 

出世をするということは、より大きな権限を得るということ。

ですが、権限を得るということには、同時にそれだけの責任もついてくるのです。

出世とは、その職務を全うするだけの能力を持つことであり、出世するためには、自分磨きが欠かせません。

 

「自分は出世をしたい」と幹部に伝えるということは、「自分はより大きな責任を担う覚悟があり、それに向けて努力を惜しまない」と宣言することなのです。

 

さらにそもそも論ですが、出世する・しないにかかわらず、自分のキャリアに対して受け身になってはいけないと筆者は言います。

自分の人生は自分で舵取りしないといけないのです。

誰もあなたの人生に対して責任はとってくれません。

 

自分の人生なんだから、自分で好きなようにカスタマイズして、自分で責任を持ってキャリアアップしていきましょうというのが、本書の究極的な結論ですね。

 

ではでは、See you later, alligator.

 

広告を非表示にする