ずっと手取り20万円台でも毎月貯金していける一家の家計の「支出の割合」
横山光昭著「約7000世帯の家計診断でわかった!ずっと手取り20万円台でも毎月貯金していける一家の家計の「支出の割合」」(ダイヤモンド社)を読みました。
タイトルが尋常じゃない長さですけど、本書の内容をそのまま端的に表しています。
約7000世帯の家計診断でわかった! ずっと手取り20万円台でも毎月貯金していける一家の家計の「支出の割合」
- 作者: 横山光昭,斎藤ひろこ
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最近は月収が10~20万円台の家庭が増えてきていている。
また、収入が簡単には増えないという前提の中、どうすれば強い家計が作れるのか。
それは支出を見直すこと。
自分の家計にとって最適な「支出の割合」を把握することが大事!!
手取り20万円台家計でも、適正な予算を立てて、バランスよくやりくりすれば赤字にならず、毎月貯金できる!
単身者、DINKS、子どもが小学生未満から大学生まで、あらゆる世帯の最適な支出の割合を具体的に紹介する(都市部と地方の2パターンもあり)。
ちなみに、DINKS(ディンクス)とは、共働きで子供を意識的に作らない、持たない夫婦のことを指し、Dual Income No Kids(2収入、子供なし)の頭文字などを並べたものです。
なぜこむつまがこの本を手にとったのかと言うと、旦那の収入、つまり、こむつま家の収入が、毎月手取り「20万円」だからです。
そして、現在はほとんど貯金できていない状況・・・
この本の大きな特徴といえるのが、様々な年齢・家族構成のケースごとに、家計の支出状況が記載されているところにあります。
それぞれに複雑な事情を抱える各家庭に対し、筆者が「支出のバランスをどのようにとるべきか」、「何の支出を削るべきか」というようなことを、実際に、そして具体的にアドバイスするような形式で、本書は進んでいきます。
本書のおすすめの使い方は、以下のような感じでしょうか。
- この本に掲載されているケースの中から、自分に一番近いものを選び、支出割合の目標にする
- 各支出を目標に近づけるように工夫をする
- 目標以上に削る事ができるものと、目標までは到達できないものを決めてバランスを取る
もちろん、それなりの努力は必要になります。
それでも、貯金のできる理想的な家計への道しるべが見えるということは大きいと思います。
ところで、こむつまの知り合いにも、「家計の管理を妻に任せているので~」とか「夫がすべてお金の管理をしていて、私は生活費をもらうだけです」といったような感じで、きちんと家計を考えていない人がいます。
まあ、収入が多く、生活に余裕があるなら良いんでしょうけど、そうでないならば、やはり他人任せにせず、家族一人一人が、きちんと家計と向き合うべきです。
こむつまは、お金の使い方については、子供頃の「お小遣い」を通して学びました。
こむつまの両親は、「限られた予算の中で、欲しいものと必要なものを、子どもが自分で考え、やりくりしていく練習をさせていく」というような教育方針だったようです。
つまり、お小遣いを通して、
- 自分で考え、判断する習慣をつける
- 欲望を抑えることで、自分を律する精神力をつける
- 物を大切にする気持ちを芽生えさせる
- 社会への関心を育てる
というように子供を育てたわけです。
両親は、こむつまがお小遣いで買うものには文句を言いませんでしたが、一方で、前借は絶対に許してくれませんでした。
こむつまはこの教育方針に非常に感謝しています。
自分がされたのと同様、自分の子供にも、「お小遣い」を通して、きちんとしたお金との付き合い方を教えてあげたいと思っている今日この頃でした。
ではでは、See you later, alligator.