こむつまの日記

東京から熊本に移住したごく普通の専業主婦が思い出を消費するブログです。

評価経済社会におけるFREEex(フリックス)という働き方

岡田斗司夫氏著「経済評価社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている」という本を読みました。 

評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている

評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている

 

 

本書における筆者の主張は非常にシンプルで分かりやすいです。

 

  • 人類の価値観を転換させた農業革命と産業革命。それに続き、まさに今、A・トフラーの言う「第三の波」である「情報革命」を迎えている。これによって社会システムは大きく変化するだろう。
  • インターネットの普及により、世の中には情報が溢れており、「モノ余り・情報余り」が現在のトレンドである。
  • このような情報化社会の中では、従来の「貨幣経済社会(貨幣をどれだけ得るかに努力する社会)」から、その人が、他人や社会からどのように評価されるかを競う「評価経済社会」へと変化が起こる。
  • 現代の日本では「資源やエネルギーは有限である」ことと、「科学技術で社会課題は解決できない」という2つのコンセンサスが成立しつつあり、モノがありカネがあっても、豊かにはなれないという考えが主流になっている(特に、東日本大震災を経験し、この考えは強くなっているのではないでしょうか)。
  • 生きていくためにはもちろんモノもカネも必要であるが、これからは自分の価値観が尊重されることが人々にとってカネ以上に大事になる。
  • 家庭や教育、仕事や社会常識など普遍的な価値があると考えられていた社会システムも、まず自分の「感性」や「やりがい」を中心に置いた上で、それらが必要かどうか、正しいかどうかが判断されることになる。

 


筆者の言う「貨幣経済社会」から「評価経済社会」へのトレンド変化については、日々皆さんも感じられていることと思います。

 

今後、この「評価経済社会」が、本当に社会全体の価値観として共有され、いつ・どのようなタイミングで定着するようになるのかはよくわかりませんが、日本政府の財政破綻もチラついてきている昨今、経済主義の終焉は、案外すぐそこに近づいているのかもしれません。

 


本書の中でこむつまが興味を持ったのは、著者が「評価経済社会」における「働く場のスタイル」として提唱している、FREEex(フリックス)というモデルです。

 

マクドナルド等のファーストフードを例にしますと、普通は、経営者(オーナー)が開業資金や店舗、店長、従業員を用意し、客から得た利益を店長や従業員に支払います。

 

FREEex(フリックス)では、まずその店舗で働きたい従業員が集まり、従業員の「評価」や「価値観」によって、ふさわしい店長を雇います。

その上で客からの利益を従業員で分配するのです。

 

つまり、店員にとって労働は義務や報酬の対価でなく「権利」になるのです。

お金のために仕事をするのでなく、やりたい仕事をするために自分がお金を出す。

 

果たして、このFREEex(フリックス)は、今後の新規起業や働き方の、主流とは言わないまでも一定割合を占めるようなモデルになるのでしょうか。

 

うーん。
なるような、ならないような。

 

ではでは、See you later, alligator.

旦那の禁酒継続期間:51日

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