こむつまの日記

東京から熊本に移住したごく普通の専業主婦が思い出を消費するブログです。

オシャレには苦痛が伴うものである~ポリー・マグーお前は誰だ~

「シンデレラの姉だって、小さい靴を履くために、足の指を切断したのだ」 

ポリー・マグー お前は誰だ [DVD]

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フランス映画「ポリーマグーお前は誰だ(原題:Qui etes-vous Polly Maggoo、1966配給)」を見たのですが、その中に出てきた衝撃的なセリフです。

 

「オシャレには苦痛が伴う」とか「ファッションには我慢が必要」というようなことを説明するために、なぜか、登場人物が、 

シンデレラの姉だって、小さい靴を履くために、足の指を切断したのだ

って言うんですよ。

 

 ゾクッとしました。

  

「本当は怖いグリム童話」的なサイトで確認してみたら、確かに以下のような「怖いシンデレラ」が紹介されていました。

 

シンデレラには義理の姉が二人いて、サイズの小さなガラスの靴を履くために、一人は足の指を切断し、もう一人はかかとを切り落としたとのこと。

 

なんとかガラスの靴は履けたのですが、ストッキングが血だらけになって、結局は不正をしたことが王子様にバレます。

  

まず怖いのは、この「指」や「かかと」を切り落とすという行動は、シンデレラの義理の母(義理の姉たちにとっては実の母親)からの命令に基づくものであるということ。

 

お母さんが斧を持ってきて、「あのガラスの靴を履くために、指やかかとを切り落としなさい」って言うんですよ。

 

でも、もっと怖いのは、本当の黒幕がシンデレラだということです。

 

シンデレラが、欲に目がくらんだ義理の母親にそっと耳打ちするのです。

 

「王子様と結婚すれば、家来がすべてやってくれるんだから、もう一生歩く必要は無い。足の指を切ってでも、あのガラスの靴を履くべきです」と。

 

 

足が痛くなってもハイヒールを履く、多少肩が凝ってもサイズの小さな上着を着る。

 

美しくいるためには、多少苦しいことでも耐えないといけないのか。

こむつまには無理だなあ。

 

確か中国にも「纏足」っていうのがありますね。

 

ではでは、See you later, alligator.