老化防止のため、しおり使うのをやめてみた
森博嗣先生の100の講義シリーズ第5弾、「正直に語る100の講義」を読みました。
安心して読めるいつもの森エッセィです。
テーマが100もあるので、色々と考えさせられることはたくさんあったのですが(しかも凡人のこむつまには難しい)、珍しく、こむつまにも簡単に実践できる具体的なアドバイスが書かれていましたので、今回はそれを紹介させていただきます。
それは、「しおりを使わずに、ページを覚える」というものです。
以下、本書からそのまま引用します。
そこから僕が導いた結論は、人間というのは、ちょっとした道具が用意されると、それを使おうとして、自分の能力を使わないものなのだ、ということである。便利そうなアイテムではあるけれど、ページ数くらい覚えたら良いではないか。
(中略)
便利なグッズは利用しないと損だ、と主張する人もいたが、自分の頭の方が使わないと損をする可能性が高い。
(中略)
つまり、栞を使わず、ページ数を覚えるという本当に小さな訓練で、きっとあなたの頭は少し老化に抵抗できるだろう。サプリメントを飲むよりは効くはずだ。それに、お金もかからない。忘れてしまったときの罰ゲームは、ページを探し出す時間だけで、これは適度な罰則といえる。リスクは小さい。いかがだろうか?
ちょっとした道具、便利グッズの一例として、「しおり」が挙げられているわけですが、自分自身の生活を見回すと、他にも、自分の頭を使わなくさせているものはたくさんありますよね。
森先生はいつものように、そういう道具を使うことが良いとか、悪いとか、そういう議論はしていません。
ただ、意識して、自分の身の周りを振り返ってみてはどうだろう?と投げかけられているわけです。
なんにせよ、とりあえずページを覚えるようにしてみます。
ではでは、See you later, alligator.