世界主要都市圏の災害リスクランキング
日本は地震大国なので、基本的にどこに住んでいても地震に遭遇する可能性はあるということを、今回の熊本地震に被災して、再認識させられました。
一方、世界に目を向けてみますと、世界20か国以上で事業を展開するスイス再保険会社が、2013年9月に公表したランキングによれば、世界616の都市圏のうち、自然災害のリスクが大きいのは、1位は東京・横浜ですが、2位はマニラ(フィリピン)、3位は珠江デルタ(中国)となっています。
このランキングは、東日本大震災(11年)のようなマグニチュード(M)9級の地震など、数百年に1回の地震、津波、洪水、高潮、暴風で、死傷・避難など深刻な被害を受ける人口を推計し順位を付けたものなのですが、以下のサイトに非常によくまとめられています。
スイス・リー、都市地域の最も大きなリスクは河川の洪水と地震であるとする最新レポートを発表(2013年9月18日)
上記ページにも掲載されている、自然災害の脅威にさらされる危険都市ランキングは以下の通りです。
Ⅰ.全5リスク(地震、津波、洪水、高潮、暴風)すべてに影響を受ける可能性のある人々が最も多い都市
1.東京-横浜(日本) 5,710万人
2.マニラ(フィリピン) 3,460万人
3.珠江デルタ(中国) 3,450万人
4.大阪-神戸(日本) 3,210万人
5.ジャカルタ(インドネシア) 2,770万人
6.名古屋(日本) 2,290万人
7.コルカタ(インド) 1,790万人
8.上海(中国) 1,670万人
9.ロサンゼルス(米国) 1,640万人
10.テヘラン(イラン) 1,560万人
Ⅱ.全5リスク(地震、津波、洪水、高潮、暴風)による労働損失日数指数で上位にランクされた都市
1.東京-横浜(日本) 4.50
2.大阪-神戸(日本) 2.71
3.名古屋(日本) 2.69
4.珠江デルタ(中国) 1.78
5.アムステルダム-ロッテルダム(オランダ) 0.96
6.ロサンゼルス(米国) 0.93
7.ニューヨーク-ニューアーク(米国) 0.62
8.サンフランシスコ(米国) 0.47
9.パリ(フランス) 0.46
10.台北(台湾) 0.39
Ⅲ.全5リスク(地震、津波、洪水、高潮、暴風)による労働損失日数の、国に対する影響の指数で上位にランクされた都市
1.マニラ(フィリピン 1.95
2.アムステルダム-ロッテルダム(オランダ) 1.31
3.東京-横浜(日本) 1.29
4.サンホゼ(コスタリカ) 1.26
5.グアヤキル(エクアドル) 1.20
6.台北(台湾) 1.02
7.ヌジャメナ(チャド) 1.00
8.名古屋(日本) 0.97
9.台南-高雄(台湾) 0.90
10.リマ(ペルー) 0.90
災害大国日本に生まれ、実際に被災した私たちは、経験に根差した防災に関する「知恵」を、次の世代、そして他の国に伝えていくべき立場にあります。
今回いろいろと使用してみて分かったのですが、日本の防災関連製品なんて、他国に胸を張って輸出できるレベルだと思いますよ。
本当に便利です。
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ではでは、See you later, alligator.