脊髄反射?脊椎反射?「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」
脊椎は「骨」です。
骨は反射反応をしません。
だから脊髄反射が正解です。
ちなみに、脊髄は脊柱管内にある「中枢神経」です。
まあ、そんなことはどうでも良くて、今日は森沢洋介 著「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のお話をしましょう。
これは本当にすごい本です。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
- 作者: 森沢洋介
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: 単行本
- 購入: 80人 クリック: 383回
- この商品を含むブログ (172件) を見る
何を隠そうこむつまは、本書を2008年、つまり7年前から愛用しています(ちなみに続編の「おかわり」も持っています)。
本書は、シンプルな英文をスピーディーかつ大量に作っていく「瞬間英作文トレーニング」を積むことで、最終的に、英語が自然と、反射的に口をついて出る状態になることを目標にしています。
作る英文は「中学生レベル」ですが、これが良いんです。
日本人で英語がそれなりにできる人でも、
「リスニングとリーディングはそこまで苦にはならないけど、ライティングやスピーキングができない」
という人は多いと思います。
こむつまもそうです。
ですので、日本人が「話すための英文法」を身に付けるためには、本書のような中学レベルのシンプルな英語、短い英文に特化して、「気の利いた表現や構文、洒落たボキャブラリー」といった余計な内容を一切合切排除している学習書が最適なのです。
ちょっとした空き時間で読むことができますし、わざわざ辞書を引かなければならないような単語も登場しません。
短文暗唱、英文作成をとにかく反復して、反射レベルにまで上げるトレーニングを積むことで、
「今、何時ですか?」とか
「彼女は昨日学校に行く途中、彼に会った」とか
「あそこで吠えている犬は、彼女の隣人の犬だ」
というような日本語を、反射的に英語にし、スラスラと喋ることできるようになります。
また、本書のもう一つの素晴らしい点は、CDがついているところですね。
「日本語」→「ポーズ」→「英語」の順に音声が流れ、「ポーズ」の間に瞬間英作文を行う、というトレーニングができるようになっています。
はじめはテキストで英文を確認しながらトレーニングするわけですが、最終的には、テキストを見なくても、本当に、日本語を聞いた瞬間に、反射的に英語が口をついて出るようになります。
あくなき反復こそが、学習の王道です。
ではでは、See you later, alligator.