うちの旦那はどうかしら?「さっと帰って仕事もできる!残業ゼロの公務員はここが違う」
こむつまの旦那様は公務員をしているのですが、先日、こんな本を読んでいたので、チラ見してみました。
「できる男」になろうとしているようです。
いや、うちの旦那、全然残業してないんですけどね。
残業をしないで成果を挙げる仕事の仕方を日々追求する奈良県生駒市で副市長を務める著者。
本書では、そんな筆者の経験をもとに、職員共通の悩みである「脱・残業」への糸口、「残業ゼロ」の仕事の仕方、職場の人間関係作り、発想法について丁寧にまとめられています。
特に、本書の構成のベースとなっている「残業する人」と「残業ゼロの人」の対比は、公務員として働いている旦那を持つこむつまには非常に面白いなと思いました。
公務員あるあるとでも言いましょうか。
残業ゼロを実現する仕事の仕方
1 残業する人は「仕事が終わったら行こう」と考え、
残業ゼロの人は最初に夜の予定を入れる
2 残業する人は「組織の時間」に流され、
残業ゼロの人は「自分の時間」を死守する
3 残業する人は10時頃までエンジンがかからず、
残業ゼロの人は午前中に仕事を終える勢いでスタートする
4 残業する人は「すべての仕事を等しく」こなそうとし、
残業ゼロの人は「仕事を捨てる訓練」をする
5 残業する人は「自席で落ち着いてから」と考え、
残業ゼロの人は作業はその場で終わらせようとする
6 残業する人は「会議に出ることが仕事」と勘違いし、
残業ゼロの人は発言しない会議には出ない
「残業漬け」から脱却するための職場の人間関係
1 残業する人は漫然と業務を進めようとし、
残業ゼロの人は上司の指示の締切、優先順位を確認する
2 残業する人は決裁のたびに仕事を増やし、
残業ゼロの人は説明・決裁の必勝パターンを研究する
3 残業する人は資料を自分志向で作りはじめ、
残業ゼロの人は作る前に上司の意向を聞き出す
4 残業する人は突発仕事にうろたえ、不平を口にするが、
残業ゼロの人はその対処法を熟知している
5 残業する人は残業したから実績を残せたと信じ、
残業ゼロの人は残業したら実績は評価されないと心得る
6 残業する人は「組織が守ってくれる」と信じ、
残業ゼロの人は「自分のことは自分で守る
残業ゼロが産み出す仕事の発想転換
1 残業する人は人員・予算削減に文句を言うだけに終始し、
残業ゼロの人は業務の見直しに活用する
2 残業する人は市民対応を「残業の言い訳」にし、
残業ゼロの人は市民対応に工夫を凝らす
3 残業する人は「国や県のコメント」に右往左往し、
残業ゼロの人は「現場の価値観」を大切にする
4 残業する人は仕事以外の過ごし方がわからず、
残業ゼロの人は4つの顔を上手に使い分ける
残業ゼロが基本の働きやすい環境を作る
1 残業させる職場は「残業削減の抽象的目標」でごまかすが、
残業ゼロの職場は「残業時間目標を見える化」する
2 残業させる職場は「事後報告でOK」とするが、
残業ゼロの職場は残業の事前相談・事前命令を徹底する
余談ですが、本書が執筆された時点での筆者の役職は、はじめに書いたように奈良県生駒市の「副市長」であり、著者略歴にもそのように記されていたのですが、確認したところ、2015年4月26日の市長選挙において、山下真前生駒市市長の後継として、生駒市市長に見事当選されていました。
本書は副市長時代に取り組まれた残業削減への挑戦についてまとめられたものですが、市長としての新たな取り組みにも期待したいですね。
ではでは、See you later, alligator.