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こむつまの日記

東京から熊本に移住したごく普通の専業主婦が思い出を消費するブログです。

市場も失敗するけど、政府による失敗よりも傷口は浅いよねって話

堀江貴文さんも刑務所でお読みになられた、藤沢数希氏著「日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません」を読みました。

日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません

日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません

 

 

こむつまは存じ上げませんでしたが、筆者は「金融日記」というブログを運営されており(今も?)、そのブログの記事をもとに書き下ろしたものが本書です。
大変読み易く・かつ分かりやすく書かれておりました。

 

本書での一貫された主張は以下の通りです。

 

各人が自由な市場で競争する資本主義の優位性は、現時点では認めざるを得ない。したがって、人、モノ、カネが世界中を移動する自由市場を前提に、その中でどうやって利益を上げていくかを考えなくてはならない。


グローバル競争下における日本の経済政策はどうあるべきかという議論ではなく、いわゆる「市場原理主義」を大前提とした話なのです。

 

ですので、筆者の言い分としては、

 

市場も失敗するが、政府による失敗よりも傷口は浅い。

 

となるわけです。

 

本書のタイトルにもなっている「もう代案はありません」の流れとしては、

 

1.成長戦略が何もないのが一番の成長戦略
(政府は成長産業を見抜くことはできない。政府が勝手に成長分野を決めて後押しすると、民間投資の効率的な配分や、人々のインセンティブをゆがめてしまうため、政府は手を出さない方が良い)

 

2.税制を抜本改革してがんばる人に報いる
(日本の税制は超累進的で、頑張った起業家からむしりとる構造になっている。そうではなくて、税金は広く国民が負担する消費税を中心にし、税率は所得税も法人税も消費税もすべて10%にするべき)

 

3.年金は清算して一度廃止する
(現行制度では40歳以下の人は支払う保険料が受け取る年金を大幅に下回ることが確実となっている。このような世代間格差は一度綺麗に解消し、あらためて公的社会保障制度の必要性を議論すべき)

 

4.解雇自由化で労働市場を効率的にする
(日本の厳しい解雇規制は、新規採用の抑制や非正規労働者の活用という手法でのリスク回避策を生み出している。労働市場を流動化して、斜陽産業から成長産業に労働力が自由に移動できるようにすることで、こういった問題は解決される)


こんな感じです。
とても分かりやすいですよね。


1を補足しますと、筆者は何も「政府は何もしなくて良い」と言っているのではありません。
政府が真になすべきことは、特定の産業分野をターゲティングして保護したり支援したりすることでなく、日本の成長力の源泉となる「生産性」を上げることなのです。

 

質の高い人材を育成するための教育の再生であったり、起業家が輩出するような金融システムの構築や、民間企業がイノベーションを生み出すような自由な競争を促進するための規制緩和であったり、といった「潜在成長力の強化」が政府には求められているのです。

 


ではでは、See you later, alligator.

旦那の禁酒継続期間:58日

 

今度読みたいブックリストはこちら。

komutsuma.hatenablog.jp 

 

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