こむつまの日記

東京から熊本に移住したごく普通の専業主婦が思い出を消費するブログです。

ブロガー・クリエータ必読。森博嗣著「作家の収支」

例のごとく、大好きな森先生の著作です。

作家の収支 (幻冬舎新書)

作家の収支 (幻冬舎新書)

 

 

小説家の収入、印税、原稿料、原作料、その他雑収入はどうなっているのか(ドラマ化したらどのくらい儲かるのか?も!)、また、作品を執筆するににあたってどのような支出が伴うのかについて、森先生がいつも通り淡々と綴られています。

 

前著、「小説家という職業」では、出版社や編集者との関係(森先生曰く、彼らのちょっと困った風習など)についても書かれていましたが、本書は本当に「どの作品が何冊売れていくらの収入になったのか」ということが、客観的事実(目に見える数値)として記されています。 

小説家という職業 (集英社新書)

小説家という職業 (集英社新書)

 

 

ちなみに、森先生は、1996年「すべてがFになる」でデビューして以来、19年間で小説、ブログ本、エッセイ、絵本など数々の作品を発表されており、ミリオンセラーは1作もないものの、280冊という多作さ(単純に年間15冊!)もあって、これまでの総収入は15億円だそうです。

 

また、本書は、単に印税や原稿料について説明されているだけでなく、「今後、作家はどうしていけばいいのか」という方法論、作家としての経営学についても言及されています。

 

オチとしては非常に単純で、「大事なのは『どう書くか』ではなく、『書くか』である」、つまり「作家は、とにかく書くしかない」ということに尽きるわけですが、これもきちんと論証されていますので、読めばなるほど納得です。

 


さて、本書は「作家の収支」と題されていることから、これから小説家という世界に飛び込もうと考えている人が手にとる確率が高いと推察されますが、こむつま的には、ブロガーやクリエータといった創作に関わる人、さらには、創作に限らずあらゆるビジネスに携わる人にとって価値のある内容が書かれていると感じました。

 

それは、森先生も強調されていることですが、「新しさを生み出すこと、新しさを見せること」です。

 

つまり、常に「新しさ」を自分の頭から絞り出すことが、人が生きていく上で非常に重要な目標となるということです。

 

まさに、「自分のアタマで考えよう」という話です。

 

最後に、森先生のお言葉を引用させていただきます。

 

自分の勘を信じること。

自由であり続けること。

その場かぎりでも良いから、自分が考えた理屈に縋って、

「正しさ」そして「美しさ」を目指して進むこと。

あとは、

とにかく「勤勉」を自分に課すこと。

 

 

ではでは、See you later, alligator.

旦那の禁酒継続期間:3日

 

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