専業主婦だけど、「未来の働き方を考えよう」を読んでみた
本日は読書感想文。
ちきりん氏の著作、「未来の働き方を考えよう」を読みました。
本書のコンセプトは、
「人生を二回、生きよう!40代で自分オリジナルの人生を始めよう」
というもの。
人生も働く期間もどんどん長くなっている現在、70代まで働くことが一般的になってきています。
こむつまの父も今年67歳ですが、まだまだ現役で働いています。
IT革命にせよ、グローバリゼーションにせよ、せっかく多様な生き方ができる時代になってきているのだから、50年近く同じスタイルで働き続けるのではなく、例えば40代の前後で人生を二つに分けて、それぞれに異なる働き方を試してみたら楽しいんじゃないかと筆者は提案します。
確かに、「正しい生き方」や「正しい働き方」などというものは存在しません。
また、自分には今の働き方以外、何も選択肢は無く、政府や企業が決めたルールを黙って受け入れるしかないなどと、最初からあきらめてしまうことも馬鹿げています。
私たちは今、自分なりの働き方を自由に選べる時代に生きているのです。
まあ、こむつまは今のところ、ただの専業主婦なんですけどね~。
職業人生の設計に向けて、まずは、自分はどこに誰と住んで、何時に起きて、どんなことをして毎日を過ごしたいのか、具体的に考えましょう。
「旅行でもしながらのんびり暮らしたい」などというぼんやりした言葉では意味がありません。
仕事を辞めた後に数回の旅行を楽しむことくらいは誰にでもできるでしょうが、旅行だけで後半人生を埋めることはできません。大事なのはどれほど「手に入れたい生活イメージが具体的に想像できているか」という点にあります。
(中略)
検討すべきは、「そんな生活で食べていけるだろうか?」ではありません。
確認する必要があるのは、「そんな生活を、本当に自分は楽しいと思えるのか?」ということです。
それさえできれば、他のことが満たされなくても(=たいしてお金が儲からなくても、世間から褒めてもらえなくても)幸せで楽しいと思えるのか、ということです。
こむつまはこの部分を読んで、故・杉村太郎氏の著作「絶対内定」、そして氏の提唱する「我究」を思い出しました。
杉村氏もまさに、「ナリタイ自分、手に入れたいモノ」を徹底的かつ超具体的にイメージし、自分の本音と向き合うことで、未来を開くことができると説いていました。
やはり一流と呼ばれる人間の主張には、重なる部分が多いのだなと思いましたね。
では、自分設計のオリジナル人生を実現するためにはどうすれば良いか。
ちきりん氏は実現のための重要なステップとして、「市場で稼ぐ力を手に入れること」を主張されています。
市場から稼ぐ力がないと、せっかく将来を見据えて複数のシナリオを考えても、組織に守ってもらう以外の選択肢を選ぶことができないからです。
反対に、市場が求めているものを提供する力と自信が身につけば、未来に向けて選ぶことのできるシナリオは、今よりずっと自由で多彩なものになるということです。
どんな分野で働く場合でも、市場感覚こそが「稼ぐ力」に直結するというのは、目をそらすことができない事実なのです。
こむつま家はどうか。
こむつまは専業主婦、旦那は公務員。
なんか、市場から最も遠い場所に位置しているような気がします。
市場に巻き込まれないよう、競争原理が導入されないように逃げ回っている公務員組織に所属する旦那と、その旦那の稼ぎに頼る専業主婦の妻。
そんなこむつま家は、どのように市場から稼ぐ力を身につければ良いのでしょうか。
ちきりん氏は以下のように説明します。
自分が市場から遠いところにいると思う方は、土日だけでも副業として市場に向き合ってみれば、その感覚を身につけるのに役立つはずです。
成功報酬や、歩合制のアルバイトをやってみてもいいし、フリーマーケットに売り手として参加するのもいいでしょう。
ツイッターで一定数以上のフォロワーを集める、フェイスブックで“いいね”を集める、もしくは、ブログでアクセスを集める、というのも、典型的な市場型の経験です。
なるほど。
こむつまもこの2か月間、毎日淡々とブログを書いているわけですが、一日のアクセス数なんて微々たるもので、この文章も10人に読まれれば良いほうかなというのが現実です。
そして、それは単純に、こむつまの提供するコンテンツが市場で評価されていない、市場価値が無い、と言うことができるわけです。
ブログでお金を稼ごう!ブログで家族を養っていこう!という意気込みは全く無いのですが、自分設計のオリジナル人生を実現するため、こむつまも市場感覚を身に付けたいので、今後はもう少し、読み手を意識してブログを書いてみようかと思います。
ではでは、See you later, alligator.