こむつまの日記

東京から熊本に移住したごく普通の専業主婦が思い出を消費するブログです。

「思い出資産」という考え方。幸福感を感じる5つのお金の使い方とは?

今以上にお金を稼ぐことよりも、「使い方」を変えることの方が幸せになれる?

 

「Happy Money」という本を読みました。 

Happy Money: The Science of Happier Spending (English Edition)

Happy Money: The Science of Happier Spending (English Edition)

 

 

安心してください。翻訳版もありますよ!

「幸せをお金で買う」5つの授業 ―HAPPY MONEY

「幸せをお金で買う」5つの授業 ―HAPPY MONEY

 

 

旦那の手取りは毎月20万円ですし、こむつまは専業主婦ですので、小さい子供を抱える我が家にとって、「お金」というのはとても大切なものです。

 

毎月工夫して、なんとか遣り繰りしている次第。

 

同じような悩みを抱えている家庭も多いのか、巷には「どうすればお金をたくさん稼ぐことができるか」という本がたくさんあります。

 

また、節約術の本もたくさんあります。

 

しかし、「稼いだお金をどのように使えば幸せになるか」を教えてくれる本はあまりありません。

 

毎月旦那の口座に振り込まれるお給料。

 

そのお金をこむつまは本当に自分が幸せになるために使っているでしょうか。

 

いくら旦那が稼いでも、そのお金を幸せになるために使わなかったら意味がありませんし、節約しても、我慢しすぎて苦しい思いをしたら意味がありません。

 

どのようにお金を使うと、幸福度が増すのでしょうか。

 

本書はそんな疑問に答えてくれます。

 

「お金をどのように使えば幸せになるか」を教えてくれる貴重な一冊なのです。

 

著者は、自己認識と幸福を専門で研究し、心理学界で「新星」として注目されているエリザベス・ダン博士と、マーケティングの専門家としてTEDにも登壇し、こちらも若手ながら脚光を浴びるマイケル・ノートン博士。

 

「収入と幸福感が比例しない」、「幸せはお金で買えない」とは昔から言われていることですが、著者は、「世の中には、幸せになるお金の使い方と、幸せにならないお金の使い方がある」ことを豊富な研究成果から解き明かします。

 

例えば、年収250万円の人がいたとして、年収が倍の500万円になったとします。

しかし本書では、「年収が倍になったとしても幸福度は倍にならない」と説いており、その幸福度の上昇率はわずか9%。

 

また、「年収750万円を超えると、幸福度はそれ以上あがっていかない」というのです。

 

ではどうやって幸福度はあがるのかというと、「経験と体験価値により満足度が上がる」とあらゆる側面から説いています。

 

車や家の購入、長い通勤時間などの身近な事例を通して、

「幸福感を感じる5つのお金の使い方」

  1. 経験を買う
  2. ご褒美にする
  3. 時間を買う
  4. 先に支払って、後で消費する
  5. 他人に投資する

のそれぞれが、わかりやすく説明されていきます。

 

 

1.モノより経験を買う

 

複数学術研究によりますと、モノを買うことによる幸せは長続きしないそうです。

どんなに高価でほしいものを購入しても、すぐにモノによってもたらされた幸せはなくなっていくとのこと。

 

一方で、経験を買った場合、幸福感は継続し、購入後も増大する場合があるそうです。

モノを購入して幸せに感じたことと、旅行や特別な食事などの経験を買って幸せだった場合とを思い浮かべて下さい。

どちらが幸せだったでしょうか?

 

2.ご褒美にする

 

どんなに欲しいものでも、それがいつでもすぐに手に入るモノになってしまえば価値は薄れます。

こむつまも、30年前、子供のときは、自由になるお金がなく、うまい棒一本でも自分で買うのはうれしかったです。

しかし、大人になって、うまい棒一本で子供のころのような感動を感じることはできません。

旦那のうまい棒然り。

毎日食べたらすぐに飽きます。

 

そのため、好きなモノをあえて我慢してご褒美にする方法が効果的です。

例えば、毎日飲んでいるスタバのカフェラテを、週1回だけのご褒美にしてみてはいかがでしょうか?

 

3.時間を買う

 

「自分には自由になる時間が充分にある」と感じると、人は幸福になれるそうです。

逆に、どんなにお金があっても、自由な時間がなければ人は不幸になるとのこと。

 

そのため、時間を創りだしてくれることにお金を払うという方法が効果的だそうです。

また、わずかな時間でもボランティア等をして、他人のために時間を使うことも、「自分には充分な時間がある」という意識を持たせてくれます。

 

4.先に支払ってあとで消費する

 

「旅行」を思い浮かべてください。

先に旅行会社に代金の支払いをすませてから出発日を待つとしましょう。

どうです?

出発を待つまでの間はとても楽しく感じられますよね?

支払いという苦痛を伴う作業は既に終了しており、楽しみな旅行だけが待っているからです。

 

5.他人に投資する

 

こむつまのように子供がいる人は余計に分かり易いのではないでしょうか。

人は、自分のことにお金をかけるより、他人にお金を出して貢献することの方が楽しみを感じるのです。

 

 

上記のようにサラっとまとめてしまいますと、いたって普通の話なのですが、幸せな人生を送る上で、非常に示唆に富んでいると思われます。

 

というわけで、こむつまは以下を実践します。

  1. お金を使うときは、常にモノと経験のどちらにお金を使ったほうが有益かを意識するようにする
  2. 月に一度、お金を使っても良いご褒美デーを設定する
  3. 外注・省力化を目指す。食洗器でも買おうかしら・・・
  4. 原則前払いとする
  5. 週に1回、他人のためにお金を使う

 

皆さんもいかがでしょうか?

 

ではでは、See you later, alligator.