こむつまの日記

東京から熊本に移住したごく普通の専業主婦が思い出を消費するブログです。

「整理力とは解決力である」 KASHIWA SATO’S Ultimate Method for Reaching the Essentials.

佐藤可士和著「佐藤可士和の超整理術」を読みました。

 

佐藤可士和の超整理術 (日経ビジネス人文庫)

佐藤可士和の超整理術 (日経ビジネス人文庫)

 

 

本書での「整理」は、いわゆる「こんまり」的な「身の回りのものを片付ける整理」だけでなく、「情報」や「思考」といった目に見えないものもその対象となっています。

 

そしてこれらのものをきちんと整理することができるようになれば、「問題を解決する力」が身につくと筆者は説明しています。

 

本書にでてくる整理は大きく分けて以下の3つです。

 

①空間の整理

②情報の整理

③思考の整理

 

まず、「①空間の整理」ですが、これは、目に見える身の回りのものの整理のことです。

 

身の回りが片付いていれば、頭の中に余裕ができ、仕事がはかどります。

 

私たちの仕事や生活の中でも基本中の基本といっても良いのではないでしょうか。

 

 

次に、「②情報の整理」ですが、これはいったいどういうことかと言うと、「解決すべき問題に対し、様々な情報を集め整理し、その問題の本質をつかむ事」です。

 

人は何か問題を解決しようとする時、いくつもの情報をつなぎ合わせて解決策を考えます。

 

そして、問題が複雑になればなるほど、より精緻な情報の整理が必要になります。

 

やみくもに目の前にある情報をつなぎ合わせただけでは問題の本質は見えてきません。

 

 

最後に、「③思考の整理」ですが、これは②の情報の整理を発展させたものです。

 

相手に何かを伝えたり、相手から何かを引き出したりする際にはこの思考の整理が大切になってきます。

 

要するに「言語化」です。

 

もやもやとしていた抽象的な思いを言葉にすることができれば、筋道をたてて人に伝えることができます。

 

言語化することで、思考は情報になるのです。

 

思考は抽象的に行い、他人とコミュニケーションをする時は、言語化し具体的な情報にする。

 

 

ということで、まとめます。

 

問題の本質をきちんと捉えて対処していくには、どんなプロセスで進めて(整理して)いけば良いのか。

 

STEP1 状況把握

対象(クライアント)を問診して、現状に関する情報を得る

 

STEP2 視点導入

情報に、ある視点を持ち込んで並べ替え、問題の本質を突き止める

 

STEP3 課題設定

問題解決のために、クリアすべき課題を設定する

 

 

こうして記載してい見ると、いずれも当たり前といえば当たり前のことなのですが、得てしてこういう当たり前のことほど難しかったりします。

 

本書では、佐藤氏が手がけた実際の案件を多く例に挙げながら、具体的にどう考えたか、どうしたらどうなったか、ということが記されているのですが、結構サラっと「うまくいきました」と書いてあります。

 

しかし、そこに至るまでには、相当な労力が注ぎ込まれているのだろう、と感じます。

 

非常に薄い文庫本で、1時間もあれば読めますが、中身はぎっしりと重たい仕上がりです。

 

それと、佐藤氏が手掛けたデザインの写真も多く掲載されているので、そのあたりも非常に面白いです。

 

ではでは、See you later, alligator.

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