【感想】森博嗣 著「素直に生きる100の講義」
100の講義シリーズの第三弾。
つぶやきシリーズも同様の構成なのですが、100のエッセイが収録されていて、それぞれが2ページずつとなっており、どこから読み始めても問題なく、気楽に読める作品なので、大好きです。
印象に残った講義を一つご紹介。
「空気を読むのは、空気に流されるためではない」
これにはドキッとしました。
一般的には、「空気に流されろ」という意味で「空気を読め」という言葉が使われていますよね。
森先生は言います。
「ときには、大勢に逆らった意見が、みんなを飛翔させるきっかけになることもあるはず」
飛行機は、離陸するとき、向かい風を利用するそうです。
風に背中を押されて飛ぶのではなく、真正面から風を受けることで飛び立てるのです。
そういえば、凧揚げも同じだなと気づきます。
空気の流れを見極めたあと、風上に向かって走り出すのか、風下に向かって走り出すのか。
決定的に違いますね。
あなたは何のために空気を読むのですか?
ではでは、See you later, alligator.